県議会、県職員との関係「前に進めていく」 兵庫県知事再選の斎藤氏
兵庫県知事選で再選を決めた斎藤元彦氏(47)は18日午後、神戸市中央区の事務所で報道陣の取材に応じた。内部告発文書問題への対応について「県の対応は適切かつ法的にも問題はなかった」と従来の考えを改めて述べた。自身への不信任決議を可決した県議会や、県職員との関係については、「もう一度しっかり前に進めていくということが大事だ」と語った。 【写真】再選から一夜明け、会見に臨む斎藤元彦氏=2024年11月18日午後1時6分、神戸市中央区、水野義則撮影 斎藤氏は、内部告発文書問題に対する県議会の調査特別委員会(百条委員会)や第三者委員会の調査について、「調査には真摯に対応していくということが大事だ」と今後も調査に協力していく姿勢を示した。 一方、「各種世論調査でも文書問題も一つの争点だが、大事なのは政策を進めていくということ。県民の皆さんが政策、公約の達成を期待されているので、そのために頑張っていくことが大事だ」とも説明。公約に掲げた若者の支援策や、大阪・関西万博を見据えた観光施策を盛り込んだ来年度予算案の編成作業に速やかに着手するとした。
朝日新聞社