ソフトバンク・山川

　豪快に仕留めた。首位を快走するソフトバンクは26日のロッテ戦（ZOZO）に6―0の快勝。同一カード3連勝に導いたのは頼れる4番・山川穂高内野手（32）だった。 　0―0で迎えた4回、無死一塁。3ボールから1球見送った後の5球目、相手先発・西野の外角低め真っすぐを捉えて右中間席に炊き込んだ。「カウント有利に進めることができ、思い切って自分のスイングができた。とにかく大事な先制点を取ることができてよかったです」。手応え十分の5号2ランは5試合ぶりの一発で、結果的に決勝弾となった。出場22試合目で27打点。鷹の4番が驚異的なペースで打点を稼いでいる。 　山川の一発が打線を勇気づけた。5回はまず「1番・中堅」で3試合連続のスタメン出場を果たした川村が右前打で出塁。続く今宮がきっちり犠打で二塁に送って、3番・柳田が右前に適時打を放って貴重な追加点をもたらした。その後、近藤、栗原にも連続タイムリーが生まれて、効果的に2点を加えた。5回までに9安打、5得点。戦前まで防御率0・87と安定感のあった西野を見事に攻略してみせた。 　投げては今季から先発に転向した2年目右腕・大津が快投を演じた。7回2安打、7奪三振、1四球、無失点で開幕から無傷の3連勝。最速151キロの真っすぐと多彩な変化球で的を絞らせなかった。 　投打がかみ合って敵地で価値ある3連勝。貯金を8に伸ばし、意気揚々とゴールデンウイークが始まる週末の福岡へ戻る。