中国、成長促進へ銀行間預金金利の引き下げ要請=ブルームバーグ
[7日 ロイター] - ブルームバーグ・ニュースが7日に関係筋の話として伝えたところによると、中国当局は経済成長を押し上げるため、国内の銀行に対し、他の金融機関からの預金に支払う金利を引き下げるよう要請した。 中国人民銀行(中央銀行)の監督下にある金利自主規制機構は銀行間預金金利について、7日物リバースレポ金利(現在年率1.5%)をベンチマークにすべきだと各行に伝えたという。 ブルームバーグによると、一部の金融機関は現在、金融業界の取引相手から預金を集めるため年1.8%以上の利払いをしている。 今回の措置は経済活性化のため市場に回す資金を増やすのが狙いという。 中国の大手行は先月、一斉に預金金利を引き下げた。引き下げは今年2度目。利ざやの縮小に歯止めをかけることが狙いだった。銀行は政府の景気支援策の一環で低利の融資・住宅ローンの提供を求められている。