日テレ「イッテQ」はやはり強し…業界で囁かれ始めたテレ朝「ポツンと一軒家」の“宿命”とは
ポツンと一番組
「家のリフォームというコンセプトだけで、中断期間を含めても14年はよくもったと思います。同様に、名バラエティと呼ばれ一世を風靡した『伊東家の食卓』(日テレ)は9年半、『嗚呼! バラ色の珍生!!』(日テレ)は6年半、久米宏アナの『ぴったしカンカン』(TBS)は10年半、関口宏の『クイズ100人に聞きました』(TBS)は13年半といった具合です。やはりGP(ゴールデン・プライム)帯では10年が限界かもしれません」 もっと長く続いているバラエティ番組もあるが……。 「『笑点』(日テレ)を筆頭に、『新婚さんいらっしゃい!』(テレ朝/朝日放送制作)、『朝だ! 生です旅サラダ』(同前)のような長寿番組は、土日の朝昼など広告料が安い時間帯に放送されているからです。各局が鎬を削るGP帯ではそうはいきません」 ちなみに、「ビフォーアフター」のMCだった所ジョージを残して同じ枠でスタートしたのが「人生で大事なことは○○から学んだ」で、この番組の一企画から派生したのが「ポツンと一軒家」だ。 「17年に不定期特番として始まり18年10月にレギュラー化した『ポツンと一軒家』ですが、放送期間はまだ6年半、飽きられるのは早い気もします。とはいえ、大河がパッとしない中、民放でこの番組だけ数字が落ちているのは元々が別番組の一企画、つまり1コンセプトという問題があるからでしょう。しかも、コア視聴率では見る影もない。日曜夜8時の枠では『イッテQ』はじめ『せっかくグルメ』『クセスゴ!』も様々な要素を取り込んだ番組作りをしています。そんな中、1コンセプトの『ポツンと一軒家』は“ポツンと一番組”になろうとしています」
デイリー新潮編集部
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