戦闘機の部品や掩体壕の写真など 子どもたちに平和のバトンをと京都・福知山市で「戦争展」
「平和のための福知山戦争展」(実行委員会主催)が17、18両日、京都府福知山市駅前町の市民交流プラザで開かれた。市民から借り受けた軍服や軍事郵便、戦時中の福知山の写真などを展示。多数の資料が、福知山と戦争が無縁ではないことを物語った。両丹日日新聞社など後援。 今年は「子どもたちに平和のバトンを~いま、福知山の『戦争』を考える」がテーマ。 会場には戦地から古里の家族に宛てた軍事郵便、軍靴、出征した兵士の無事を祈る「武運長久」と書かれた寄せ書き日の丸などが並んだ。農作業中に畑から見つかったもので、福知山でも戦時中に製造されていた戦闘機「紫電改」の尾輪も展示されて目を引いた。 このほか、日本の植民地だった韓国・済州島での平和ツアーについてまとめた報告書、掩体壕や工兵隊の作業場など福知山に残る戦跡の写真、ウクライナやパレスチナ・ガザ地区のことを知る展示物などもあり、来場者が熱心に見ていた。