射水で住宅火災、4人死亡 男児、女児含む家族か 射水署「無理心中の可能性も」
30日午後1時50分ごろ、射水市一条の2階建て住宅から出火、室内から3人の遺体が見つかり、別に男性1人が意識不明の状態で富大附属病院に搬送され、間もなく死亡が確認された。遺体で見つかった3人は男児と女児、女性とみられる。射水署によると、この家は夫婦と男児、女児の4人暮らし。4人と連絡が取れておらず、署は死亡したのが住人家族とみて身元の特定を急いでいる。 【写真】4人が死亡した住宅を調べる警察官や消防隊員=30日午後3時、射水市一条 射水署は31日以降、実況見分や司法解剖し、出火原因や4人の死因、死亡した経緯を慎重に捜査する。同署の西村健太郎副署長は「無理心中の可能性もあるとみて調べている」と話した。 射水署によると、激しく燃えた1階が火元とみられ、4人とも2階の寝室で見つかった。玄関は施錠されていた。通行人が「1階の窓から白い煙が上がっている」と119番通報した。射水市消防本部は熱で割れたとみられる窓から中に入って消火に当たり、午後2時25分ごろ鎮火した。 現場はあいの風とやま鉄道小杉駅から南に約1キロの住宅街で、新興住宅が並ぶ。すぐ近くには太閤山小がある。