『ワンピ』これって伏線だった? ファンが発掘した「もしかして」な場面とは
ジェルマが意外なところにも関わっていた
マンガ『ONE PIECE』(著:尾田栄一郎)では、連載25年を超えるその長い歴史のなかで、序盤で散りばめられた伏線が時間をかけて回収されることも少なくありません。懐かしのエピソードを読み返してファンが気付き、近年話題になった細かい「伏線?」を振り返ります。 【画像】え…っ?「ゾロの幼少期」の姿、左胸を見てみると? こちらが20年以上経って回収された「伏線(?)」です コミックス1巻5話では、「麦わらの一味」の「ロロノア・ゾロ」の少年時代が描かれました。この5話でゾロが着ていた稽古着には、胸のところに2本の刀が重なったマークがありました。また、師匠の「コウシロウ」先生の服の腕の部分にも、同じものがあります。 このマークは、コミックス93巻942話にて、当時ワノ国の大名のひとりだった「霜月康イエ」の話を聞く侍がつけているものと同じように見えます。その後、単行本96巻のSBS(質問コーナー)で、ゾロの故郷である「東の海(イーストブルー)」の「シモツキ村」は、昔「ワノ国」を違法出国した「霜月コウ三郎(コウシロウの父)」によって作られた村であることが判明しました。 これを発見したファンからは、「シモツキ村とのつながりが、こんな細かいシーンにも描かれていたとは」「あれ、霜月家の家紋だったのね」「20年前のマークにいまさらこんな鳥肌立たされるなんて」など驚きの声があがっていました。 また「アラバスタ編」では、「サンジ」の父「ヴィンスモーク・ジャッジ」が率いる「ジェルマ」についての伏線らしきものが注目されています。コミックス19巻171話で「アラバスタ王国」の港町「ナノハナ」にやってきた巨大な武器船には、ジェルマのものと思われるマークが描かれていました。 また、兵士のなかにも「66」と書かれた服を着た者がおり、「ジェルマは『戦争屋』だから、もしかしたらアラバスタの国内での紛争にも加担していたんじゃないか?」と想像を膨らませるファンが続出しています。ネット上には「アラバスタ編の時点でサンジの過去が構想されてたってこと?すごい!」「『クロコダイル』とジェルマにも関わりが?今後、何か話に関係してくるのかな」など、議論が白熱していました。 また、ルフィの義兄である「ポートガス・D・エース」の「最期」については、コミックス45巻440話の扉絵に伏線があったとも噂されています。この回から始まった「黒ひげ」との決闘に敗れ、海軍に引き渡されたエースは、そののちに「マリンフォード頂上戦争」でルフィを庇い、当時の海軍大将「赤犬」に体を貫かれて命を落としました。 この45巻440話では、扉絵に短期集中表紙絵連載の「エネルのスペース大作戦Vol.10」が描かれており、「スペーシー中尉」というキャラクターが「宇宙海賊」に背中から一突きされる姿が描かれています。この時点で、エースが黒ひげに負けて、最終的に命を落とすことまで予言していたのでしょうか。
LUIS FIELD