JR北海道、快速列車「エアポート」に新型車両を導入へ
JR北海道は14日、小樽・札幌から新千歳空港までを結ぶ快速列車「エアポート」に新型車両を秋までに順次導入すると発表しました。導入する車両は、2012年に登場したステンレス車体の交流通勤型電車733系をベースにした733系3000番代で、6両編成を5編成分の合計30両導入します。
6両編成のうち5両が普通車として割り当てられ、座席配置はこれまでの転換式クロスシートから通勤電車で標準的なロングシートとなります。これは、札幌近郊の千歳線および函館本線沿線のベッドタウン化による通勤輸送需要の増大に対応するため、立席定員を大幅に増やし、通勤ラッシュ時の乗降が効率よく行えるロングシートを選択したと考えられます。また、1両は座席指定席車両の「uシート」となり、特急型車両などと同等のリクライニング付きクロスシートとなります。 この車両の導入によって、1968年に始まった北海道の鉄道電化時から走り続けてきた国鉄型の711系電車は全車引退することがアナウンスされています。