[山口県]一尺玉40連発 40回目の節目、8月13日に関門海峡花火大会
今年もドローンショー800機に増
関門海峡花火大会が8月13日、海峡を挟む下関市と北九州市門司区で開かれる。下関側が海峡での花火大会を始めて今年で節目の40回を迎えることから、一尺玉を40連発で打ち上げる特別企画も。両岸合わせて約1万5千発の花火が夜空を彩る。同大会実行委員会(事務局・下関21世紀協会)の主催。 1985年に下関21世紀協会が盆の帰省客らのために花火大会を開いたのが始まり。88年からは門司側からも花火が打ち上げられるようになり、両市合同による現在の形になった。 下関側は午後7時20分~同8時45分に開催。オープニングではドラマチックな音楽とともに花火を打ち上げ、3カ所からの水中花火や8発の復興祈願花火「フェニックス」、一尺玉40連発、上空で直径約450メートルに広がる一尺五寸玉の2連発を予定する。 昨年の大会でサプライズで実施して好評だったドローンを使ったショーを、ドローンスクール下関の主催で今年も開催。500機から800機に増やすとともに、下関側で行われる開会式前と花火打ち上げの間の計2回繰り広げる。 有料チャリティーエリアはメイン会場の岬之町埠(ふ)頭(とう)・あるかぽーと会場とカモンワーフ会場、唐戸市場前会場の三つ。メイン会場には指定席も設ける。有料チャリティーエリアの料金は岬之町埠頭・あるかぽーとが1人3千円、カモンワーフ、唐戸市場前両会場が同2千円で、小中学生はいずれも千円(小学生未満無料)。指定席は6人分のボックス席(4万5千円)100組など4種類あり、飲食付きの5人分のVIP席は10組限定で30万円。 メイン会場は午後4時に開場するが、前売り券があれば1時間早く入場できる。当日は指定席を除き入場先着順。前売り券はシーモール案内所とプレイガイドラン、JR下関駅、新下関駅観光案内所、市役所売店などで7月上旬から取り扱う。インターネットでの販売は既に始まっており、指定席は特定のサイトのみでの取り扱いになる。 大会会長を務める中野秀行・下関21世紀協会理事長らが市役所で会見し、大会テーマを「四重の船団。惑わず波乱の海を往け。」と発表。中野会長は「40回を迎えるが、50年、100年と続くように、先輩方が築いてきた花火大会を若い世代につないでいく。たくさんの人に楽しんでほしい」と話した。 問い合わせは大会実行委員会(電話083・223・2001)へ。