天海祐希 固定化したイメージへのかつての葛藤吐露「体も大きいですし、シャキッと見えるから」
女優の天海祐希(57)が12日、NHK総合の朝のニュース番組「おはよう日本」にVTR出演。自身に届く役のオファーについて、本音をもらす場面があった、 13日公開の映画「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」で主人公の紅子を演じる天海。役柄について「人間なのか人間じゃないのか、年齢も不詳みたいな感じですけど」と吐露しつつ「それだけ人気がある原作を私がやっていいんだろうか、っていうところがあって、“コレ、私で大丈夫ですかね?”って伺うと、“ぜひ”と言ってくださったので、これはいいチャンスかもしれない、自分でもチャレンジできるかもしれないなと思って。そこが(オファーを受けた理由の中で)一番大きかったですかね」と明かした。 これまで弁護士や刑事といった強い女性を演じることも多かった。「体も大きいですし、シャキッと見えるから、常に正しい正義の味方のような役をいただけることが多くて」と固定化したイメージに葛藤したこともあったという。 インタビュアーの首藤奈知子アナウンサーから「期待されることと自身がやりたいことにギャップはないですか?」と聞かれるも、天海は「昔は“同じ系統の役ばかりはなぁ”なんて凄く生意気なことを20代、30代で考えたりはしたんですけど」と本音も。「(でも)期待していただけることは自分にとっても課題ができることですし、自分もチャレンジして成長できるチャンスをいただけていると思っているので、応えられているかどうかは分からないですよ。応えられるように一生懸命、努力することが自分にとっては必要なことだなと思う。人として、役者として成長できるチャンスをいただけていると思っています」と語った。 天海の考える課題とは「できない自分なんて自分が一番よく知っている。自分ができないからそこを努力しようとか、できないからこそこうなりたい、こうしたいって思う」と言う。「できない自分がいるからこそ頑張る原動力にもなるので、できない自分がダメだはありますよ。ダメだってちゃんと思って、ここが足りないという分析もして、じゃあ、これをクリアするためにはどうしようということを見つける」と話した。 そんな天海の言葉に、首藤アナは「ご自身に厳しいような気も」と驚き。天海は「いやいや、これだけのものを与えていただいて、これだけの場所にいさせていただいたら、厳しくなって当たり前だと思うんですよね。人様に見ていただけるところにいるということは、それぐらい自分に厳しくしないと申し訳ないかな」と自らを律した。