NTTデータ、カプセルホテル開業へ、睡眠解析で「スリープテック」を推進
NTTデータは2024年7月、東京都港区で自社所有の商業施設「アレア品川」1階に、睡眠解析に特化したカプセルホテルを開業する。ホテル事業を手掛けるナインアワーズ、スマートウオッチのFitbitとの協業で展開するもの。 同ホテルでは、ナインアワーズの睡眠解析サービス「9h sleep fitscan」と連携し、利用者本人同意のもと、赤外線カメラ、集音マイク、体動センサーを用いて睡眠データの取得・蓄積・解析を実施。脳波センサー技術のほか、深部体温の推計によって体内リズムを可視化するNTT研究所が開発中のセンサーも試験的に活用する。 これにより利用者は、自分の睡眠データや睡眠解析レポートを通じて、健康状態や体内リズムに適した睡眠環境を把握可能に。また、希望者にはGoogleのスマートデバイス「Fitbit」を提供してホテル外での日々の睡眠データも収集できるサービスを企画中という。 NTTデータでは、睡眠をテクノロジーで分析し改善につなげるスリープテック取り組みをはじめ、生活シーンでウェルネスチェックができる環境整備を推進。医療データへの拡大を実現することで、オンライン診療を含む、「未病から治療まで」の一貫した体験の提供を目指す考え。
トラベルボイス編集部
