【阪神】ゲラに続き岩崎優が逆転2ラン食らい“ダブル守護神”崩壊 岡田彰布監督は攻撃陣に怒り「2点で終わる打線がアカン」
◆日本生命セ・パ交流戦 阪神2-3楽天(5日・甲子園) 衝撃の結末が待ち受けていた。2―1の9回2死二塁。阪神・岩崎優投手(32)が小郷に逆転2ランを浴びた。直近10試合中5試合で失点と絶不調の左腕は「申し訳ないです」と肩を落とし、今季3敗目を受け止めた。4日・楽天戦(甲子園)では1―1の延長10回にゲラが決勝点を奪われ、この日2軍に降格。開幕からチームを支えてきた“ダブル守護神”が崩壊した。 球団史上初の交流戦開幕から3カード連続負け越しが決定。岡田監督は「ふっふっふ。それは結果やろ」と岩崎の背信投球を淡々と振り返り、怒りの矛先を8安打2得点に終わった攻撃陣に向けた。「2点で終わる打線がアカン。俺5回から言うてた。『2点じゃ絶対やられるで』って。見たら分かるやんか」。悪夢の予言が的中してしまった。 「点を取るため」とプロ初の2番でスタメン起用した前川が、3回に先制の適時二塁打を放つなど存在感を示した。5回には森下の中前適時打で2点目を奪取。しかし、なおも続く1死満塁の好機でたたみかけられない。交流戦7試合中6試合で2得点以下。貧打にあえいでいる。 打率1割9分9厘と大不振の大山も出場登録抹消。「メンバー今おれへんねんから。何とか点を取るためにやっているだけ」という苦難の日々に、好転の兆しは見えない。6日から2軍調整中のノイジーと井上の1軍登録が可能で、佐藤輝も好調を維持している。最大7あった貯金は1まで減った。光を、見つけたい。(中野 雄太)
報知新聞社