センバツ高校野球 常総学院 選手紹介 監督の一喝で覚醒 小沢頼人投手(1年) /茨城
走り込みを続け、7キロのダンベルを左右に持ち肩周りを中心に上半身も鍛えると、最速143キロの直球と切れ味鋭い変化球が島田直也監督(53)の目に留まって入学後初めて背番号を勝ち取った。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 実はメンバー決定直前の2月上旬、紅白戦で外に逃げるような投球を続けて四球を連発。島田監督に「腕を振って投げろ!」と一喝された。「正直(メンバー入りは)終わったと思いましたが、同時に気合も入った」。その後は打者の懐に投げ込む強気のスタイルが復活。首脳陣の信頼を得た。 ベンチ入り発表後、21世紀枠の候補校に挙がった水戸一のエースで中学時代にチームメートだった小川永惺(ひさと)投手(2年)から祝いの連絡を受けた。「テレビの世界だった」聖地に、年始に誓った「全力」の2文字で挑む。=つづく ……………………………………………………………………………………………………… ◇小沢頼人(おざわ・らいと)投手 常陸太田市立太田中出身▽174センチ、70キロ▽右投げ右打ち