37年、多くの思い出に感謝 八戸高野球部監督を今夏勇退 品田さん慰労会
青森県立八戸高硬式野球部の監督を37年間務め、今夏の大会を最後に勇退した品田郁夫さんの慰労会が26日、八戸パークホテルで開かれた。出席した教え子ら約130人に見守られながら、品田さんは「思い出に残ることがたくさんある。私に付き合ってくれてありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。 同部OBだった品田さんは1978年に監督に就任。一時退いた時期もあったが、任期中の85年と94年の2度、同部を夏の甲子園に導いた。そして今年7月の大会で惜しまれながらもユニホームを脱いだ。 慰労会は多くの部員、生徒の育成に携わったことへの感謝を込め、同部後援会杉門会が主催した。鈴木稔会長は「37年間にわたり監督を務めていただいた。ささやかだが、思い出に残る会にしたい」とあいさつし、品田さんに感謝状と花束を贈った。 品田さんはこの後あいさつに立ち、「失礼ながら、大変厳しい練習を皆さんに課したこともあった。こうして皆さんの顔を見ると、それぞれの年代で全て違う思い出がある」などと、長かった監督人生を振り返っていた。
デーリー東北新聞社