噓八百、法的手続きも… 当初は強硬姿勢 一転「伝家の宝刀」突きつけられた知事 斎藤兵庫県知事の告発文書問題
自民も内部で反対論が根強かったほか、片山安孝副知事が自民幹部らに、自身の辞職と引き換えに百条委に賛成しないよう打診したことが明らかになるなど、方針が固まるまでには紆余(うよ)曲折もみられた。
それでも最終的には自ら動議を共同提出し、所属議員に賛成の党議拘束をかけた自民。1人は造反して反対票を投じたが、会派内からは「百条委への賛成は知事への不信任という意味を持つ」との声もあり、一連の騒動は来夏の知事選にも影響を与えそうだ。(喜田あゆみ、高田和彦)