PSV、バルセロナからデストを完全移籍で獲得。リハビリ中も期待を込めて4年契約
PSVがバルセロナからセルジーニョ・デストを獲得したことを発表した。 現在23歳のデストは技術に秀でた左サイドバックで、アヤックスの下部組織からトップチームに上がりデビュー。2020年にバルセロナに移籍して以降は、22年からミラン、昨季はPSVに期限付き移籍を果たし、昨季は公式戦37試合に出場して2ゴール、7アシストを記録していた。 そこでのパフォーマンスを評価し、今回、PSVはバルセロナに対して買取オプションを行使。4年契約での完全移籍が決まった。 デストは現在、今年4月に膝の重傷を負ったことでリハビリ中。今後、数か月はグループ練習に参加できる状況ではない。それでもアーネスト・スチュワートフットボールディレクターは、「特殊な状況だ」と言いつつ、「社内でよく話し合ったが、セルジーニョは昨シーズン、我々を大いに納得させてくれた。彼には多くの資質がある。新しい状況でもそれは変わらない」と語り、デストへの期待を明かしている。 デストもPSVを選んだ理由について、「まず第一に、PSVは私を信じてくれているし、私はここで大いに評価されている。今まで経験したことのないような、信じられないほど温かいクラブだと知った。それは僕のような境遇の人間にとって重要なことだし、ここでならうまくリハビリできるという自信にもつながる。ここでプレーすることが自分に合っているのもとてもいいことだ。再び出場時間を得て、重要な役割を果たし、タイトルをつかむことを本当に楽しみにしている」と思いを語っている。