「絶対に優勝したい」新潟医療福祉大は“昨年の尚志10番と市船14番”1年生が逆転&ダメ押し弾!
[9.9 総理大臣杯準々決勝 日本大1-3新潟医療福祉大 いわぎんB] 後半の3発で鮮やかな逆転勝利を飾った新潟医療福祉大(北信越1)だが、決勝弾となる後半37分のゴール、そしてダメ押しとなる後半アディショナルタイムの得点を奪ったのは、いずれも1年生だった。 【写真】森保監督、スプリンクラーから子どもを助けて猛ダッシュ まずは1-1と追いついて迎えた後半37分、新医大は左サイドからロングスローを素早く入れると、FW吉田晃盛(3年=九州国際大高)のシュートのこぼれ球をMF若林来希(1年=尚志高)がヘディングで押し込む。 そしてダメ押し点は後半アディショナルタイム、前掛かりとなった日大DF陣の背後を突くように、MF森駿人(1年=市立船橋高)がゴール前に侵入。相手DFをフェイントで外して右足でゴールに流し込んだ。 現在、新医大は1年生3人がベンチ入りしているが、スタメンは左SBの白石蓮(1年=尚志高)のみ。若林と森は今大会ここまで3試合すべてで途中からの出場になっていた。そして森は2回戦の常葉大戦でも、チーム5点目となる得点を記録。結果への焦りを感じていたという若林も、「今日でようやく同じ土俵に立てたかなと思います」とホッと胸をなでおろす。 大学でもルーキーイヤーから結果を残す2人だが、高校時代は若林は尚志高で10番を背負って活躍。森も市立船橋高で14番をつけてプレーした選手で、昨年末の高校選手権での活躍を覚えている方も多いのではないだろうか。 新戦力の台頭は、チームを勢いづけるに十分の要素になる。準決勝は筑波大戦と相手にとって不足もない。若林は「相手は当然強い。(大学の)トップレベルだと思いますけど、関東を倒そうとやってきて、今日も倒せた。全力を出せば結果はついてくると思います」と話せば、森も「チームは今、波に乗ってきてて、優勝を狙えると思う。次は筑波大ですけど、絶対に勝って優勝したいと思います」と力強く話していた。