長続きする夫婦に共通する「KISSの法則」…夫婦関係で悩むあなたに離婚カウンセラーが”衝撃のアドバイス”
コロナ禍以降、生活スタイルの変化に伴って夫婦の時間が増えた結果、熟年離婚が相次いでいる。離婚の原因を紐解いてみると、夫婦関係のほんのささいな不満に根ざしていることも少なくない。 【漫画】刑務官が明かす…死刑囚が執行時に「アイマスク」を着用する衝撃の理由 本連載では、離婚カウンセラーとしてこれまで約4万件もの離婚相談を受けてきた著者の新刊『なぜ「妻の一言」はカチンとくるのか?』(岡野あつこ著)より一部抜粋・再編集して、夫婦関係におけるトラブル回避のためのノウハウをお届けする。 身近な人間関係に対するコミュニケーション技術は夫婦間の問題のみならず、職場や家庭、子どもや介護にまつわる悩みの解決にも役立つはずだ。 『なぜ「妻の一言」はカチンとくるのか?』 連載第32回 『大谷翔平の「結婚コメント」に学ぶ!夫婦関係で悩んでいる人に知ってほしい“結婚生活の心構え”』より続く
関係を維持するための努力
大谷翔平選手のコメントを引用しましたが、長続きする夫婦ほど、お互いに支え合うという意識を大切にしていると感じます。 お互い好きで結婚に至ったとしても、もともと価値観も考え方もまったく同じというわけではありません。関係を維持する努力を怠ると、どうしてもギスギスしてしまうものです。 一方、長続きする夫婦ほど、普段から関係を維持するための努力を怠りません。
相手のことを悪く言わない
それを整理したのが、次にあげる「KISSの法則」です。 まず一つ目の「K」は「気を抜かない」こと。 「うちの夫婦は仲がいい」と思って、関係を維持する努力をやめてしまったり、相手への態度が雑になったりしないようにしましょう。 次に、「I」は「イメージダウンさせない」。 夫婦だと、つい相手のことを悪く言ってしまう人がいます。妻を「愚妻」と周囲に吹聴したり、「ダメ亭主」などと夫を悪く言う妻もいます。 お互いに悪く言う夫婦より、お互いに相手をほめ合う夫婦のほうが、長続きするのは言うまでもありません。
相手へのサービス精神
3つ目の「S」は「サービス精神」です。 夫婦で暮らす日常が当たり前になると、相手にサービスしなくなる人がいます。そんななかでも、もちろん仲のいい夫婦ほど、ちょっとしたことでプレゼントを贈り合ったり、お互いに助け合っているものです。相手へのサービス精神を大事にすることを心がけましょう。 4つ目の「S」は「スキンシップ」です。 スキンシップも立派なコミュニケーションです。ハグや握手には人間関係を親密に感じさせる効果があります。日本人はついスキンシップをおろそかにしがちですが、仲のいい夫婦ほどスキンシップを大事にしているものです。 この「KISSの法則」をできるだけ取り入れるようにしましょう。 『夫婦喧嘩に「正しいかどうか」は関係ない!?…離婚カウンセラーが提唱する「ケンカ」がなくなる《3つの法則》』へ続く
岡野 あつこ(夫婦問題研究家・パートナーシップアドバイザー)
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