「マイナ保険証」のトラブルについて開業医などでつくる団体が調査 6割以上が「あった」と回答 香川
KSB瀬戸内海放送
国は健康保険証の発行を2024年12月に終了し、マイナンバーカードと一本化した「マイナ保険証」への移行を進めています。 香川県の開業医などの団体が「マイナ保険証」のトラブルについて調べたところ、6割以上が「あった」と答えたことが分かりました。 【写真】会見の様子
(香川県保険医協会/藤原高明 副理事長) 「引き続き(健康)保険証の発行を継続せよという声を国民の声にしていく」 医師や歯科医師ら約610人でつくる香川県保険医協会がマイナ保険証を巡るトラブルについて、8月20日から9月4日にかけて実態調査を行いました。 県内の病院やクリニックなど412カ所にアンケートを送付、74カ所から回答がありました。 2024年5月以降のトラブルや不具合について「あった」と回答したのは64.9%でした。 主に「カードリーダーの接続不良」や「漢字が正確に表示されず文字化けした」などで、対応策としては「患者が持ち合わせていた健康保険証で確認した」などがあげられました。 そして健康保険証の廃止に「賛成する」と答えたのは6.4%で、「残すべき」が78.2%、「延期すべき」は15.4%でした。 香川県保険医協会では全国の組織と連携し、健康保険証の存続や廃止の延期を国に求める方針です。
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