ヘンリー王子「子どもにさせるべきではない」と批判。ダイアナ元妃の葬儀についてふり返る
イギリスのロイヤルファミリーは自動車事故で死亡したダイアナ元妃の葬儀で、15歳と12歳だった息子のウィリアム王子(当時)とヘンリー王子に棺の後ろを歩かせることを、「そろって決断した」と伝えられている。 【写真】出会いからおとぎ話のような結婚、そして離婚まで....ダイアナ妃とチャールズ皇太子のロマンスを振り返り 祖父のフィリップ殿下は兄弟に、「私が葬列に加わるなら、君たちも一緒に歩いてくれるか?」と尋ねたとされる。ただ、2021年にそのフィリップ殿下が死去した後、娘のアン王女は『ITVニュース』のインタビューで、このときのことについて次のように話している。 「実際には、父は『君たちがそうするなら、私もそうするが』と尋ねていたように記憶しています」「父は彼らの祖父として、『私に一緒にいて欲しいというなら、そうするよ』と、言っていたと思います」
2017年に放送された『BBC』のドキュメンタリー番組『ダイアナ 世界を揺るがせた7日間(原題:Diana: 7 days that shook the windsors)』で、ウィリアム王子はこの決定について、こう語っている。 「簡単な決断ではありませんでしたが、家族全員で決めたことでした」「私にとって、これまでで最も難しかったことのひとつです」 「集まってくれた人たちの数の多さに、圧倒されました。本当に、信じられないほどでした」「(王族としての)責務と家族(の問題)の間には、取るべきバランスがあります。それ(棺の後を歩くこと)は、私たちがすべきことでした」 だが、ヘンリー王子は同じ2017年、『ニューズウィーク』誌のインタビューで、母の葬儀を次のように振り返っている。 「数千の人々に取り囲まれ、視線を注がれるなか、さらにテレビで数百万という人々に見られるなかで、母を亡くしたばかりの私は、その棺の後ろに続き、長い距離を歩かなければなりませんでした」 「いかなる事情があっても、子どもにそのようなことをさせるべきではないと思います。いまなら、このようなことは起こらないでしょう」