ヒヤリ…阪神・近本光司と中野拓夢が守備で交錯しかけるも、中野が鮮やかな背走で好捕
(日本生命セ・パ交流戦、オリックス-阪神、1回戦、11日、京セラ)阪神の七回の守備で中堅の近本光司外野手(29)と二塁の中野拓夢内野手(27)が交錯しかけ、ヒヤリとするシーンがあった。 1死から頓宮が放った飛球が二塁手、中堅手、右翼手のちょうど真ん中あたりにフラフラと上がった。二塁・中野は懸命に背走し、中堅・近本も猛然と前進。近本がスライディングキャッチを試み、中野もグラブを伸ばして捕球しようとした。あわや激突というシーンだったが、滑り込んで仰向けになった近本の上で中野が見事にキャッチ。激突を回避しつつ、アウトとしてみせた。 長く1、2番コンビを形成し、ともに中堅、二塁を守り続けてきた2人だからこそ可能だったともいえる美技で、力投を続ける先発の村上を盛り立てた。