【博多ストーカー殺人】「小学校時代からの虐待でストレス耐性が弱くPTSDの疑い」弁護側の証人が証言 福岡地裁
FBS福岡放送
2023年1月、福岡市の博多駅前で、元交際相手の女性を待ち伏せして殺害したなどの罪に問われている男の裁判員裁判です。弁護側の証人として臨床心理士が出廷し、被告の男は幼少期に受けた虐待などにより、ストレスに耐える力が弱かったと説明しました。 【画像】「禁止命令」が出されていた男 2人の出会いから事件当日の時系列 検察の冒頭陳述を詳しく 福岡地裁 住居不定、無職の寺内進被告(32)は2023年1月、博多駅前で、元交際相手の川野美樹さん(当時38)を待ち伏せし、包丁で何度も刺して殺害したなどの罪に問われています。 裁判員裁判4日目の21日、弁護側の証人として、拘置所で寺内被告と11回面接したという臨床心理士の女性が法廷に立ちました。 臨床心理士は、犯罪心理の鑑定をするため8種類のテストを実施した結果として「寺内被告は小学校時代から父親から身体的虐待を繰り返し受けた影響などで、ストレス耐性が弱い。PTSD=心的外傷後ストレス障害の疑いがある」と証言しました。 裁判は24日に結審し、判決は28日に言い渡される予定です。
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