南米ボリビア全土に災害宣言 大雨後の洪水などで40人死亡
コビジャ、ボリビア、2月29日 (AP) ― 南米ボリビアに降った記録的大雨のため全土で大規模洪水が発生した。 これまでに40人が死亡、アマゾネス地方では500世帯以上が避難を余儀なくされたため、ボリビア政府は災害を宣言した。 ボリビア北部を流れるアクレ川が氾濫し、同国とブラジルを結ぶ国境の橋の一部が水没、住民はボートで移動せざるを得ない状況だ。 この水害で約410棟が損壊し、780戸以上が全壊した。 ボリビアでは11月から3月までが雨期で、2月の降水量はここ数十年で最も多く、この雨は3月に入っても降り続くと予想されている。 洪水被害は9つの県全部におよんでおり、特に事実上の首都があるラパス県の被害が最も大きく、 首都とボリビア第3の都市コチャバンバを結ぶ高速道が、土砂崩れのため13カ所で寸断されたと伝えられている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)