【ボーイズリーグ】札幌北広島の2年生右腕・太田慶音が2戦連続の好投、8年ぶり決勝進出 スポーツ報知杯北海道大会
第17回スポーツ報知杯北海道大会第2日は5日、札幌麻生球場などで2回戦と準決勝を行った。札幌北広島ボーイズは2回戦で札幌手稲ボーイズを10―5撃破。準決勝はとかち道東ボーイズを4―2で下し、8年ぶりに決勝へ進んだ。 2年生右腕の太田慶音(けいと)が2戦連続で躍動した。札幌手稲との2回戦では4回1死三塁でマウンドへ送られ、1失点の力投。とかち道東との準決勝でも2点リードの5回から登板し、最少失点で押さえ込んだ。チーム最速128キロの直球に「しっかり指にかかっていた」と振り返るフォークとチェンジアップを交え、「勝っていても負けていても、しっかり抑えるのが自分の役目なので」と仕事を全うした。 山田徹監督は「球も速いし元々ポテンシャルの高い投手だったが、冬場に練習してきたことをマウンドで表現できるようになってきた」と評価。後ろに頼もしい後輩が控えるからこそ、3年生の先発陣も思い切って投げられるという好循環をもたらしている。 札幌豊平との決勝に向け、太田は「きょうよりキレと伸びのあるストレート、フォークで抑えたい。自信? メッチャあります」と強気に言い放った。怖いもの知らずのロングリリーバーが、チームに11年ぶりのタイトルをもたらすか―。 (石井 睦)
報知新聞社