小池氏に勝つポテンシャル「私だけ」 都知事選、小野泰輔氏が第一声
前熊本県副知事の小野泰輔氏は東京都知事選(投開票7月5日)が告示された18日、立候補届けをした後に新宿区・歌舞伎町で第一声を上げ「私は全くの無名。おそらくまだまだ知らない人が多いと思う。でも、現実的に見れば、小池(百合子都知事)さんに勝つことができる可能性のあるポジションとポテンシャル、そして行政能力を持っているのは私しかいない。そのことをこの17日間で訴えていきたい」と述べた。 【ノーカット】東京都知事選が告示 前熊本県副知事の小野泰輔氏が第一声
小野氏は、東京と地方の間で人・モノ・金の循環ができれば日本全体が元気になると主張。「いま地方に行くと若者はいない。(一方)東京に行くと暮らしにくい環境なので子どもを産まず、人口減少が起きてしまう。これからは東京から東京の感覚を持って地方を活性化するような投資をする、あるいは地方に見込みのあるビジネスがあればそこに東京が積極的に投資していく。それにより地方が持続可能になり、地方からまた人が(東京に)来る、そして東京からも人が行く。そういう構造を作りたい」と訴えた。 小池知事については「キャッチフレーズで耳障りのいいことを言い、4年前に大旋風を巻き起こしたが、成果が出たのか。ペットの殺処分(を減らした)だけ」と批判。新型コロナウイルス対策でも「レインバーブリッジを赤く灯して、漫然と都民が不安に思う。そのことによって経済全体が冷え込んでしまう。そのような政策をしていれば、東京が沈んでしまう」と指摘した。 今回の都知事選には、現職の小池百合子知事、元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏、れいわ新選組の山本太郎代表、NHKから国民を守る党の立花孝志党首らが立候補している。