【東京11R・多摩川S】5番人気ミシシッピテソーロが復活V 木幡巧も納得「馬の力で勝つことができた」
15日(土曜)の東京メイン・多摩川S(3歳上3勝クラス、芝1400メートル)は木幡巧騎乗の5番人気ミシシッピテソーロ(牝4・畠山)が2番手先行策から直線で抜け出し、先頭でゴールイン。2歳時にGⅠ阪神JF5着善戦もある実力馬が見事に復活Vを飾った。タイムは1分20秒4(良)。 デビュー3戦(1→1→9着)で手綱を取っていた〝元・主戦〟が16戦ぶりのコンビ再結成でパートナーの能力を完璧に引き出した。「差し脚質の馬ですが、メンバーを考慮して有力馬と同じ位置にいても勝てないと。以前より渋さが出てきていたし、スタートから出していきました」と当の木幡巧。落ち着いた流れに持ち込んだコスモエスパーダの番手できっちり折り合いをつけ、余力十分に直線を迎えた。「いいところで息を入れられたのであとは追うだけでした。〝残したな〟と思いましたし、馬の力で勝つことができました」。2着リサリサにはクビ差まで迫られたが、見た目以上の完勝とあればオープン入り後の展望も広がる。 「かみ合えばこのクラスはいつでも勝てると思っていたし、今日は力のあるところをお見せできました。ジョッキーの感触からも、左回りが合うタイプ。馬の様子を見ながら今後のことを考えていきたい」と管理する畠山調教師も愛馬の快走に目を細めていた。
東スポ競馬編集部