藤浪の「投球に興味」 代理人・ボラス氏がメジャー球団の現状明かす 日本への帰国は?にも言及
メッツからFA(フリーエージェント)となった藤浪晋太郎投手(30)の代理人を務めるスコット・ボラス氏が6日(日本時間7日)、大リーグの球団幹部らが集まるGM会議が行われているテキサス州サンアントニオでメディアに対応。現状について語った。 昨オフにメッツと単年契約を結んだ藤浪は今季、オープン戦で制球難に苦しみ、マイナー傘下に降格。5月には右肩痛を発症するなど、渡米2年目はメジャー登板はなかった。ただ、マイナー計4球団で33試合に登板して1勝2敗1セーブ、防御率5.94だった一方で、右肩痛から状態が良化した8月は8試合計12イニングを投げ、チームトップの防御率1.50を記録した。 以下、ボラス氏と一問一答。 ――藤浪の状況は 「現在、健康体で(ウインターリーグの)プエルトリコで投げている。腕の状態はよい。チームは彼の投球に興味を示しており、FA期間を通じて査定を続けることになる」 ――プエルトリコでは何が注目されるのか 「体調だ。ブルペンで何ができるかは全てのチームが分かっている。100マイル(約161キロ)の球を投げるわけだから、その右腕は魅力と見られている。賢明で、ハードワークをいとわない。今季はスプリングトレーニングから体調が良くはなく、シーズン中にリハビリを続けた。今は通常の状態に戻った」 ――リリーフか、先発か 「メジャーリーグでは先発だろう」 ――メジャーでの投球を望んでいるのか 「間違いない」 ――日本への帰国は考えるか 「ウィンターリーグで投球している理由はメジャーリーグに残るためだ。プエルトリコでの投球後、日本からの興味にも目をやる」 ――マイナー契約でもアメリカに残るのか 「それらはチームが彼の健康体での投球を見てから決められる。リリーフ投手のマーケットはFA戦線の後半に動くものだ」