東映を元女性社員が提訴 過労とセクハラ、損賠請求
東映でドラマ制作などに従事した元社員の20代女性が14日、過重労働や外部スタッフのセクハラで精神疾患を発症したとして、同社に慰謝料や未払い賃金など約600万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。女性や代理人弁護士が記者会見し、明らかにした。 訴状によると、2019年に入社した女性は、ドラマ「相棒」の撮影現場で男性スタッフから「彼女になるか」と聞かれるなどしたほか、テレビ作品「仮面ライダー」の撮影で過重労働を強いられて残業代が適切に払われなかったとしている。適応障害を発症し、退職した。 東映は取材に「訴状が確認できずコメントは控える」とした。