逮捕された元保育士の男

昼寝の時間は園児たちが寝静まり、同僚たちの注意も緩みがちになる。 このタイミングを見はからって、男は誰もいない別室へターゲットの男児を連れ込んだ。許されざる犯行に及んだとされるのは、その密室でのことだった……。 【戦慄画像】昼寝時間に別室に連れ込み…元保育士「複数の園児を性的暴行」逮捕直後の驚愕写真 10月９日、警視庁向島署は不同意性交の疑いで東京都練馬区に住む無職・山城広太容疑者（31）を逮捕した。保育士として勤務していた墨田区内の保育園で、園児のＡ君に性的暴行を働いたとされる。調べに対し、山城容疑者は「事件のことについては話したくない」と供述しているという。 「逮捕容疑の事件が起きたのは今年８月16日の午後です。山城容疑者は、誰もいない部屋にＡ君を呼び出しわいせつな行為をしたとされます。帰宅後にＡ君は家族に被害を訴えました。父親は警察に『通っている保育園で息子が性的被害を受けた』と相談。事件が発覚しました」（全国紙社会部記者） フジテレビなどの報道によると、被害者はＡ君だけではないという。複数の園児が、山城容疑者から同様のわいせつ行為を受けていた可能性があるのだ。 ◆「交際していたんです」 本誌カメラマンは、10月11日に行われた山城容疑者の送検を撮影。護送車の後部座席で、一度も前を向くことなくずっと顔を伏せる驚愕の姿をみせていた。 保育園や小学校など、教育現場でのわいせつ事件が多発している。近年起きた主なトラブルを以下に紹介したい。 ・’22年１月、強制わいせつの疑いで小学校教師の20代の男が逮捕される。被害にあった女児は少なくとも４人。男は勤務する小学校で女児を誰もいない教室に呼び出すと、カギを閉め身体を触るなどしたという。「誰にも言わないでね」と口止めもしていたとか。男の逮捕は４回目だった。 ・’22年４月、40代の小学校男性教師を強姦の疑いで３回目の逮捕。勤務する小学校で水着に着替える女児たちの様子をスマートフォンでたびたび撮影。さらに複数の女児や元教え子に対し、教室や知人宅でわいせつな行為をしたとされる。起訴された後、法廷では「強姦ではなく交際していたんです」と主張していた。 「ほとんどの教師や保育士は、マジメに仕事をしています。しかし、なかには児童に対しゆがんだ欲望を抱く人間もわずかながらいるんです。彼らにとって学校や保育園は、欲望の対象となる子どもと接する機会の多い絶好の場所になってしまう。 被害を受けた児童は、トラウマになりかねません。親としても、安心して子どもを預けられないでしょう。政府は英国の制度を参考に教師の犯罪歴を確認できる『日本版ＤＢＳ』を成立させるなど、トラブルを前もって防げるよう対策を進めています」（同前） 冒頭で紹介した事件では、警察が逮捕した保育士の余罪についても詳しく調べているという。