初めて社内コンペの幹事を任された… 失敗しないコツとセンスが問われるポイントって!?
ゴルフ場選びは難易度、価格帯、距離を勘案して選ぶ
ゴルフ好きが多い会社では、定期的に社内コンペを開催して親睦を深めているところもあります。コンペでは基本的に幹事がゴルフ場選びから当日の進行スケジュールまで入念に計画します。しかし、毎回同じ幹事が段取りを考えるのは大変なので、場合によっては「次のコンペの幹事は君に任せる」と、若手社員などが新しく抜擢されることもあります。 【写真】幹事必見! これが最近人気の“ちょっと変わった”コンペ賞品です
初めて幹事を務めるのはプレッシャーがかかるものですが、社内コンペを成功させるためにはどのようなことに気をつけるべきなのでしょうか? ゴルフコンペ景品を販売する「エンタメゴルフ」を運営する古谷理朗氏は、以下のように話します。 「まず一番大切なのはゴルフ場選びで、コースの難易度、価格帯、距離の部分で最適な場所を選ぶ必要があります。社内コンペの場合は、メインとなる上席の意見を反映させるのが無難なので、なるべく前任の幹事から情報を集めておくことも必須です」 「ゴルフ場選びに失敗してしまうと、『ゴルフ場が自宅から遠すぎて早起きしないといけない』『安いのはいいけど、コースが荒れていてキャディーも付かないラウンドはテンションが下がる』など、参加者に心から楽しんでもらえなくなってしまいます。宴会の居酒屋選びと少し似ていて、参加者全員の好き嫌いやお財布事情、ゴルフ場の立地をかんがみたうえで最適解を導き出すことが成功の秘訣です」 社内コンペの場合は、前任の幹事がいることがほとんどなので、どのような段取りで進めていたのかアドバイスをもらうことが大切です。いきなり従来通りの方法を無視して自分なりに進めてしまうと失敗する可能性が増します。 集計方法に関しては最もポピュラーな「ダブルペリア方式」が、やはりゲーム性が高く最後まで誰が優勝するのか分からないのでオススメです。ダブルペリア方式は12個設置した隠しホールのスコアを足したものに1.5を掛け算して72を引き、さらに0.8を掛け算した数字がハンディキャップとなります。定番の集計方法なので、参加者から意見や質問が出づらい点もメリットといえます。さらに古谷氏は、組み合わせのメンバー選びにも気を遣う必要があると話します。 「上席や女性、幹事は早めのスタートとなるように組を調整します。先頭の組は早い時間に上がることができるので、ゆっくり湯船につかり、表彰式までくつろぐことができます。幹事については早めに上がって表彰式の準備をする必要があります」 「また、スムーズな進行となるように組ごとに実力が偏らない工夫も必要ですし、『誰と誰は一緒の組にしてはいけない』といった暗黙のルールが存在することもあります。コンペの目的にもよりますが、新入社員がいる場合は、交流を深めてもらうために普段関わりのない人たちと同じ組にするなど、いつも回っている同じメンバーにならないような工夫も大切です」 さらに各組にプレー中のスムーズな進行を促してサポートするエチケットリーダーを配置しておくと安心です。エチケットリーダーは、年長者やゴルフに慣れている人に担当してもらうようにしましょう。