“ボクサー性別騒動”に再び見解! 東京五輪金の入江聖奈がX投稿「3回スパーリング、2回公式戦をした身として…」「1ボクサーとしてみてほしい」【パリ五輪】
現地8月4日で大会9日目を迎えたパリ五輪。連日、熱戦が繰り広げられているが、その一方で物議を醸したのが女子ボクサーの“性別騒動”だ。 【画像】随時更新!パリ五輪で輝いた「日本人メダリスト」を厳選ショットで一挙紹介! 問題の渦中にあるのは、女子66キロ級のイマネ・ケリフ(アルジェリア)と同57キロ級のリン・ユーチン(台湾)。ネット上では、二人が過去に性別適格性検査で不合格となり、出場権を剥奪された過去があるとして、五輪出場への批判的な意見が噴出…。これを受けてIOCは、両選手について「IBA(国際ボクシング協会)による恣意的な決定の被害者」と主張した。 これらの動きを受け、東京五輪女子フェザー級で金メダリストを獲得している入江聖奈さんは4日、自身のXを更新。「しつこいようだけど最後に1つだけ言わせてください。台湾のリン選手と3回スパーリング、2回公式戦をした身として、強いと感じた点は…」と書き始め、次のように対戦時の印象を並べている。 「・長身なところ(私と10センチ差) ・私が入ったところへのアッパー ・右構えから左構えへのスイッチ ・仕留めにかかる勝負勘」 さらに、「単純なパンチ力だけなら海外にも国内にもそれ以上の選手はいました」と続けると、「やりにくいと感じた長身な点も、同階級の選手に同じような身長の人がゴロゴロいました」と記述。「もし彼女たちの試合を見るのであれば、『パワーで押し切っているんだな』という目で見るのでなくて、1ボクサーとしてみてほしいなって思います」とあらためて見解を示した。 7月31日には、「擁護している、とかではないです」と前置きしつつ、「どこからが女性でどこからが男性なのか、早急に明確な線引きをする必要があるのはもちろんなんだけど、リンさんの鬼のような練習量を知ってる身としては、少し悲しい気持ちになる」とも綴っていた入江さん。今回の騒動を受け、複雑な心境のようだ。 構成●THE DIGEST編集部
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