もう見たくない…。ミランで嫌われすぎた選手6人。まさか…。サポーターを激怒させた男たち
そのクラブに全てを捧げて、引退後もサポーターから熱烈な支持を受けるレジェンドと呼ばれる選手もいれば、移籍、給与、言動などが原因でサポーターから歓迎をされない「嫌われた選手」もいる。今回は、様々な理由からACミランで嫌われた6人の選手を紹介する。
DF:レオナルド・ボヌッチ(フェネルバフチェ) 生年月日:1987年5月1日 ミラン通算成績:51試合2得点1アシスト レオナルド・ボヌッチは、2017年夏にユベントスからやってきて、わずか1年でユベントスに戻っていった。 2017年、当時のミランは、優勝争いに食い込めない冬の時代だった。復権を目指すチームを引っ張る選手として、実績も実力も十分なボヌッチを4200万ユーロ(約58億8800万円)の移籍金で獲得し、すぐにキャプテンを任せている。5年契約で迎えたことからも、ミランが長期的な活躍を期待していたことは明らかだ。 しかし、ボヌッチはシーズンを通してレギュラーを務めたものの、ユベントスのときのように周囲に対人守備に長けた味方がいるわけではなく、プレーでチームを引っ張ることはできなかった。期待されたほどのリーダーシップも示せずに終わっている。ファンからすれば、外からきたよそ者であり、何のための大物補強だったのかは最後まで理解できなかった。 ミランは4200万ユーロで獲得したボヌッチを、3500万ユーロ(約49億円)でユベントスに返却した。ただ、同じタイミングでユベントスからほぼ同じ条件でマッティア・カルダーラを獲得しており、実質的にはトレードの形となっている。そのカルダーラは怪我の影響もあってミランで全く活躍できておらず、ボヌッチに投じた金額を回収したとは言いがたい。
FW:本田圭佑 生年月日:1986年6月13日 ミラン通算成績:92試合11得点15アシスト 元サッカー日本代表の本田圭佑は、オランダ、ロシアでの活躍を経て、2014年1月にフリーでミランに加入した。名門の10番を背負って大きな注目を集めたが、初ゴールは同年4月のジェノア戦までかかってしまい、不振が続くクラブを救う活躍ができなかった。 2年目の2014/15シーズンは開幕から絶好調で、リーグ戦第7節までに6得点2アシストを記録して最高のスタートを切ったが、その後は沈黙。2016/17シーズンはほとんど起用されなくなり、活躍したと言える時期はあまりにも短かった。 当時のミランは不振が続いており、度重なる監督交代もあったため、全ての責任が本田にあったわけではない。ただ、本職とはいえない右ウイングでのプレーや、イタリア語の習得という問題も重なり、本田がチームでうまくいかなかったことは事実だ。 クラブが大変な時期だからこそ、10番を背負う助っ人には多くのものが求められるが、その期待に応えることはできなかった。本田を「ミラン史上最低の10番」と評するメディアが少なくないのも事実だ。