新井監督の“構想外”…?広島の戦力外候補(2)3年ぶりの1軍出場だったが…?
熾烈な争いが繰り広げられるプロ野球の世界では、十分な結果を残すことができなければ、必然的に厳しい立場となる。そんな中、2024年もレギュラーシーズンが終了。来季の契約にも注目が集まる時期となった。そこで今回は、今オフの戦力外通告が懸念される広島東洋カープの選手を紹介したい。
高橋昂也
投打:左投左打 身長/体重:182cm/95kg 生年月日:1998年9月27日 経歴:花咲徳栄高 ドラフト:2016年ドラフト2位 今季は最終盤に一軍のマウンドに立った高橋昂也。だが、厳しい立場であるのに変わりはないだろう。 花咲徳栄高では、甲子園に計3回出場。特に3年夏は埼玉県大会で無双状態のピッチングを披露。37イニング無失点という抜群の安定感を示した。 高校世代の日本代表も経験し、「高校ビッグ3」と評価された高橋は、ドラフト2位で広島東洋カープに入団した。 プロ1年目からファームで7試合に登板し、防御率1.29の好成績をマーク。プロ2年目の2018年には一軍デビュー。同年6月28日の巨人戦では、菅野智之に投げ勝ってプロ初勝利をマーク。一方、防御率は9.43と思わしくない数字に終わった。 そんな中、2019年に左肘関節内側側副靱帯再建術・尺骨神経剥離術(通称:トミー・ジョン手術)を敢行。それでも、2021年は一軍で15試合に登板して5勝を挙げるなど、奮闘していた。 昨季まで2年続けて一軍登板を果たせていなかったが、今季は10月5日のヤクルト戦で3年ぶりに一軍のマウンドに帰還。ストレートとカットボールを駆使し、1イニングを三者凡退に抑えてプロ初セーブを挙げた。 今季、最後の最後でアピールした高橋。果たして、来季も広島のユニフォームを着ることができるだろうか。
ベースボールチャンネル編集部