黄金メロン「たくさん食べて」 平泉小児童 出荷作業体験【岩手】
平泉町特産の黄金メロンについて学ぶ町立平泉小学校(大森亘校長、児童256人)の児童は28日、町内の生産農家を訪れ、自分たちで苗を植えていたメロンの出荷作業を体験した。 同校では2024年度、5年生49人が町内の産業に理解を深めるため栽培農家で組織する黄金メロン研究会の高橋正洋会長(65)=同町平泉=方などで黄金メロンについて学習。6月にはビニールハウスで苗の定植作業を体験している。 出荷作業では、高橋さんから「黄金メロンを証明するシールを貼るので、下の部分からきれいに拭くように」と説明を受けた後、児童たちが四つのグループに分かれて挑戦。90個あるメロンの表面を傷つけないよう1個ずつ玉拭き後、へたの向きを見て正面にシール貼り、はかりに掛けて価格の基準となる重さを確認した。 黄金メロンは、同研究会が糖度14度以上という厳しい基準を定めており、作業後は児童が糖度計で糖度を調べ、全員で試食し味を確かめた。参加した児童は「自分たちで植えた苗から大きなメロンが収穫できたのでうれしい。たくさんの人に食べてもらって黄金メロンのおいしさを知ってほしい」と語った。 出荷準備を終えた黄金メロンの販売会は、30日午前10時30分から町営毛越寺駐車場敷地内のあずまやで。児童たちは手書きのポスターなどで宣伝しながら体験販売する。