「怖くて韓国旅行できない」尹大統領の“非常戒厳”で観光業に大打撃 外国人観光客急減
韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領による12月3日の「非常戒厳宣布」が同国の観光業にも大きな傷跡を残しそうだ。地元メディアはこのほど、外国人観光客が「怖くて韓国旅行できない」との理由で、同国第2の都市であり観光地でもある南部の釜山市では来年初頭の旅行関連予約が大幅ダウンしていると伝えた。 【全画像をみる】「怖くて韓国旅行できない」尹大統領の“非常戒厳”で観光業に大打撃 外国人観光客急減 韓国紙・朝鮮日報は23日、釜山市と釜山観光公社が市内の観光業者40社への調査の結果、観光関連の全業種で予約取り消しや関連の問い合わせが多数寄せられていることが明らかになったと報じた。 同調査によると、来年1~3月期までの観光関連業者の予約は今年の同期と比べ、約65%減少し、業種別の予約キャンセル状況は「ホテルが最も多く、次いで旅行会社、ヨット・その他、施設会社の順だった」という。 この結果に釜山市の朴亨埈(パク・ヒョンジュン)市長は、「釜山は安全で魅力的な旅行地であり、観光客にとって快適で安全な旅行環境を提供するため、最善を尽くしている」とし、「地域の主要観光地や観光プログラム、祭りやイベントは正常に運営されている」などとする声明を海外に向けて発表した。 また、朝鮮日報のビジネスサイト「朝鮮ビズ」によると、韓国のレンタカー大手「SOCAR」がリゾート地、済州島で実施している外国人向けカーシェアリングサービスの予約率は戒厳令後、約50%下落した。 SOCARによると、同社が戒厳令から9日間の外国人向け車両予約率を分析したところ、以前の半分程度まで急減したことが判明。ただし、「冬という季節的要因も影響した可能性がある」と付け加えた。
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