“裏金問題の震源地”のはずが…立憲民主党に保守の牙城『岐阜』の厚い壁 岐阜市全域の1区候補者まだ決まらず
今井県連代表: 「それは僕はすごい責任を感じていますよ。特に県都の岐阜市の1区で(候補者を)立てられてないという現状は、本当に1区の有権者の皆さんに申し訳ないなという気持ちですね」
Q候補者を立てられていない原因は 「岐阜県は自民党が強い保守王国なので、『どうせ出たって勝てないし』という諦めのムードが広がっている部分があるんじゃないかと思うんですね。だからみんな、なかなか手を挙げない」
■野田代表が訪れ“裏金問題”指摘しながらも候補者は「県連と相談しながら」
今回の総選挙で“最大の争点”となっているのが「裏金問題」です。
2024年1月、岐阜県選出の旧安倍派、大野泰正参議院議員が5000万円を超える裏金を受け取り、不記載だったとして在宅起訴されました。
“裏金事件”では「岐阜県」も震源地のひとつです。 立憲の野田佳彦代表も6日に可児市を訪れた際に指摘していました。 立憲民主党の野田佳彦代表:(10月6日) 「裏金事件というのは、事実上の脱税事件じゃありませんか。企業団体献金の禁止、政策活動費は廃止、不正の温床になるものに、しっかりとメスを入れる」
などと、裏金問題を追及したほか…。 野田代表: 「元々自民党王国ですから、そこに風穴を開けていくために4区と5区と、いい候補がいますし、(岐阜県は)世襲ばかりのところなので、なおさら政界へのリクルートが固定化されていますので、その意味からも意味のある岐阜県だと思って参りました」 しかし…。 Q裏金で岐阜県も震源地ですが、岐阜1区で立憲の候補が立ってない。有権者に政党を選ぶ権利を奪っている行為ではないのかという声もある 野田代表: 「県連からあがってきた人たちを選んでいくというのが、基本的なプロセスですので、県連とご相談しながら進めています」 と述べるにとどまりました。
■“立憲がいない”岐阜1区…他党の立候補予定者たちは
こうした状況に受けて立つ自民党の野田聖子さんは…。 自民党の野田聖子前衆議院議員:(10月5日) 「それは各党の判断で、自分はいつも厳しいと思って戦うので。今回もだからどうという自分の心境の変化はないんですけど」 Q気にしてはない? 「立憲の動きとか?気にするけど、それで自分がどう戦うとか変わることはないので、いつも全力で頑張るだけなんで」