実はeSIMに変更する手間はほとんどかからない、 iPhone「eSIMを使う人」だけが知っている便利機能
メインブランドだと料金がかさんでしまうが、povo2.0のように基本料が0円のオンライン専用ブランドもある。こうしたキャリアを組み合わせれば、基本料を抑えつつ、最強の通信環境を作れる。また、国内では2回線を使いつつ、海外用のトラベルeSIMを入れておく手もある。最近では、UbigiやAiraloといった、海外での通信に特化したサービスも存在する。こうしたeSIMを入れておき、渡航時のみ切り替えれば料金を抑えられる。
ほかにも、電話番号を使い分けたいときにeSIMの切り替えは有効だ。仕事用、プライベート用のほかに、コールセンターなどへの問い合わせだけに使う電話番号を持っておくといったことができる。普段オフにしていると着信も受けられないが、電話番号を教えたくないときに発信専用の番号を1つ持っておいてもいい。SIMカードに比べると入れ替えが簡単なため、複数回線を持ちやすくなったと言えるだろう。
石野 純也 :ケータイジャーナリスト