【川口春奈】コメディ時代劇で侍女に挑戦!映画『身代わり忠臣蔵』での撮影裏話とは?
ムロツヨシさんが一人二役を演じて暴れ回る『身代わり忠臣蔵』で、健気な侍女を演じた川口春奈さん。異色の時代劇で味わった苦労や、自分自身が貫いているルールを語ってくれました。 【川口春奈】コメディな時代劇に挑戦!意識したことは?
久しぶりの時代劇は笑いを堪えるのが大変でした
ニットトップス¥29700、スカート¥44000(ヴェニット)、リング¥294800(オー)/ハルミショールーム ブーツ/スタイリスト私物 ●商品情報はViVi2024年3月号のものです。 ──『身代わり忠臣蔵』はコメディタッチの時代劇ですが、どんな意気込みで侍女の桔梗役を演じましたか? 桔梗は主人公の吉良孝証(ムロツヨシ)に仕える侍女なのですが、少しずつ心を通わせていく二人のシーンが可愛らしく見えたらいいな……と思いながら演じていました。ただ、立場上、煌びやかな着物を着ている孝証さんと比べて、桔梗の着物は生地が薄かったので、寒さを堪えるのが少し大変でした(笑)。 ──“身代わり”というアイデアが加わったことでこれまでにない角度から忠臣蔵の魅力を描いた作品ですが、最初に台本を読んだ感想を教えてください。 吉良家の当主が兄弟で入れ替わるという物語が本当に斬新で、奇想天外な展開なので台本を読みながら笑ってしまいました。それをムロツヨシさんが演じるとさらに面白さがパワーアップするので、本番中は笑いを堪えるのも大変でしたね。歴史に詳しくない人でも安心して楽しんでいただける映画だと思います。
──河合勇人監督との仕事は久しぶりだったと思いますが、印象が変わった部分は?
初めてドラマでご一緒させていただいたときから変わらず、河合さんは俳優に任せてのびのびと演じさせてくれる人でした。私は時代劇もコメディも経験豊富なわけではないですが、河合さんは『トークサバイバー!』の監督ですからね。あれこれ悩まず、撮影現場に用意してもらった環境に身を任せて思い切り演じていれば大丈夫だという安心感がありました。 ●INFORMATION 『身代わり忠臣蔵』 嫌われ者の旗本・吉良上野介が赤穂藩主に斬られて瀕死の状態に陥る。逃げて死んだとなれば武士の恥で、お家存亡の危機。そこで、上野介にそっくりな弟・孝証を身代わりにして幕府を騙し抜こうという作戦が実行されることに。吉良上野介と孝証をムロが一人二役で演じ分け、永山瑛太が大石内蔵助役で共演。2月9日公開! Ⓒ2024「身代わり忠臣蔵」製作委員会 ---------- Photo:Ryohei Obama(SIGNO) Hair&Make-up:Mikako Takamura Styling:Chie Takeoka Interview&Text:Satoshi Asahara Model:Haruna Kawaguchi
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