車の排気量によって維持費は変わる! 自動車税だけで「数万円」の差が出るって本当?
車の排気量は、車種ごとに定められています。排気量によって維持費が異なるため、どれくらいの差があるのか気になる人もいるでしょう。排気量が変わると、車の燃費や税金にも影響を及ぼします。場合によっては、数万円の差につながるケースも珍しくありません。 今回は、車の排気量とはどのようなものなのか、また、維持費に差が生じる理由についてもまとめました。実際にどのくらいの差が出るのかも計算していますので、参考にしてください。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
車の排気量とは
車の排気量とは、シリンダー内の容積のことです。車のエンジンは、ピストン運動により燃料を燃やしてエネルギーを生み出しており、この容量が大きいほど得られるエネルギーも増えます。 排気量を増やすには、エンジン内部にあるシリンダーの容積も増やさなくてはなりません。結果として、排気量の大きい車はエンジンも大きくなり、車体のサイズにも影響します。なお、排気量は、車のカテゴリ分けにも使用されています。「軽自動車」「小型自動車」「普通自動車」などの分類にも排気量が用いられるため、覚えておくとよいでしょう。
車の排気量が大きいと、なぜ維持費に差が生まれる?
車の排気量が大きいと維持費がかかる理由として、以下の2つが関係しています。 ●ガソリン代 ●自動車税 それぞれについて、詳しく見てみましょう。 ■ガソリン代 排気量が大きい車は、小さい車に比べると燃費が悪い傾向にあります。そのため、ガソリン代も高くなる可能性があるでしょう。 仮に、1リットルで走れる距離が、普通自動車の場合は10キロメートル、軽自動車の場合は15キロメートルとしましょう。月の走行距離が500キロメートルで、ガソリン代を175.7円とした場合、1ヶ月で2928円ほどの差が生じます。 年間に換算すると3万5136円もガソリン代に差が出るため、排気量の大きい車は維持費がかかるといえるでしょう。 ■自動車税 自動車税の額も、排気量によって差があります。普通車の自動車税がいくらかかるのかを、表1にまとめました。 表1