写真：Impress Watch

Xは4日、闇バイト問題への取り組みのひとつとして、検索画面での注意喚起を開始した。検索画面で、「闇バイト」や「即金」「ホワイト案件」などと検索すると、「求人情報を探しているあなた、気をつけて。」という告知ともに、警察庁の特設ページを案内する。 Xでは、求人情報はしっかり自分で判断するほか、不安に感じたら警察相談窓口#9110に電話するよう呼びかけている。 仕事の内容を明らかにせずに著しく高額な報酬の支払いを示唆するなどして犯罪の実行者を募集する、いわゆる「闇バイト」に気をつけてください。 闇バイト問題への取り組みのひとつとして、検索画面での注意喚起を実装いたしました。… pic.twitter.com/W1nNiuFXh6 ― Japan (@XcorpJP) December 4, 2024 「闇バイト」とも呼ばれる、悪質な犯罪の実行者募集では、X等のSNSが使われる事が多い。そのため、警察でも注意喚起を強化しており、Xとの取り組みもその一環となる。 これまで、X上で「高額」「即日即金」「ホワイト案件」等、「楽で、簡単、高収入」を強調した求人で実行者が集められてきたことから、X上でそうした検索に対して、注意を行なうことで、犯罪を抑制する狙いだ。 こうした犯罪者募集では、X上で求人を装った募集をかけたあとに、シグナルやテレグラムといった匿名性の高いアプリに誘導。個人情報を送信させ、脅迫する。結果として、犯罪の実行者になるという例が確認されている。近づかない、応募しない、ことが基本となるが、こうした知識を持っておくことが重要だ。 なお警察では、「犯罪実行者募集情報に申し込んでしまった」「抜け出したいのに抜け出せない」場合は、警察相談ダイヤル＃9110、もしくは警察署まで相談するよう呼びかけている。