御嶽山噴火遺族が慰霊登山 9月で10年、黙とうし献花
御嶽山(長野、岐阜両県、3067メートル)の2014年噴火の犠牲者遺族ら約10人が28日、慰霊のため山に登った。山頂の剣ケ峰は雲がかかり、強風が吹いていたが、午前11時52分の噴火時刻に合わせ黙とう。その後、献花しシャボン玉を飛ばした。58人が死亡、5人が行方不明となった噴火から9月27日で10年となる。 長野県は昨年7月、不明者の捜索を8年ぶりに行ったが、今後については否定的な考え。遺族らは独自の捜索を続ける方針で、29日も捜索範囲を検討するため再度現地に入る。 噴火したのは紅葉の見頃で天候に恵まれた土曜日の昼。気象庁は噴火警戒レベルを1「平常」(当時の呼称)としていた。