プロギアの最新「RSドライバー」の2本ある純正Sシャフトは、どちらもHS45m/sで十分に使える!【ガチ試打計測・動画あり】
みんなのゴルフダイジェストのYouTubeでは、プロゴルファーの癸生川喜弘と小島慶太の二人による“ガチ”がコンセプトのシリーズ試打企画「みんゴルガチギアトラック」を公開中。今回は6月3日に発表した、7月12日発売のプロギアの最新ドライバー『RS』のロフト10.5度と9.5度のヘッドに、2種類の純正シャフトを差して打ち比べ、その特性の違いや適応するスピード帯などを検証した。 プロギア『RS Xシリーズ』の『RS ドライバー』を最速試打! トラックマン4とGCクワッドを使ってプロはどう評価した?
球を抑えたい人ゴルファーは「Diamana」、逆に球を上げたいゴルファーは「TENSEI」で決まり!
「①フェースセンター」に、「②重心点」「③最大たわみ点」「④最高CT点」を精密に一致させた精密4点集中フェースが、驚初速と低スピンを実現。さらに、ヘッド形状・ヘッド内部設計を見直した低重心化設計と、ニュートラル(程よい)重心でドローもフェードも思いのままに、強弾道で飛ばす。適度なフェースローテーションを使うゴルファーに最適、というのが謳い文句だ。 まずは、2本ある『RS』の純正シャフトの打ち比べを、ロフト10.5度のヘッドを装着してヘッドスピード45m/s前後で打ち、その特性や適合しそうなヘッドスピードを探ってみた。
Diamana for PRGR(flex S)を試打
特長は、「軽量ながら大慣性モーメントヘッドでも当たり負けしない剛性が特長。適度なつかまりと高弾道を実現する」というもの。
試打データ【Diamana for PRGR】 トラックマン4のデータ クラブスピード●45.0m/s ボール初速●66.7m/s 打ち出し角●11.2度 スピン量●2747rpm 降下角●35.3度 キャリー●243.5Y 飛距離●268.3Y 打ち出し方向●0.0度 スピンアクシス●2.1度左 SIDE●4.1Y左 試打者の癸生川プロの印象は、 「ヘッドの弾きが凄い良いです。自分は、これの2代前のヘッドを使っていたけど、それと同じ印象で、『弾くから飛ぶ』感じがする。純正シャフトは、これくらいのスピード帯で打つとグシャンと動き過ぎるものがあるけれど、それがないので凄い振りやすいです。これなら45~46m/sのスピード帯でも打てる感覚がありますね」 この癸生川プロの第一印象と得られたデータを基に、小島プロがシャフトの特性を深堀し、謳い文句の『剛性』と『つかまり』、『高弾道』に関して検証をしていく。 まず『剛性』を検証。 小島 重さが48グラムで、長さも45.5インチあるシャフトですから、それでいて癸生川プロがそういう印象を持ったということは、弱いシャフトではない、割としっかりしている(剛性)のかなという印象はありますかね? 癸生川 あります。このマットな感じの塗装もしっかり感に関係あるのかな? 小島 それはあると思います。どうですか、手元がしっかりして、先がちょっと動いてくれるというのは。 癸生川 感じますね。 次に『つかまり』と『高弾道』を検証。データのチェックポイントはGCクワッドのSIDE着弾点が左に4.1ヤードでつかまりを。降下角度の35.3度で球の高さを検証する。 癸生川 (着弾点が左に4.1ヤードは)データ的に弾道はドローってこと? 小島 いや、ドローはいったん右に飛び出してから左に戻る球筋なので、そこは違います。つまり、ほぼストレートという弾道ですね。 癸生川 そうだね、ストレートだよね。でも『つかまり』は悪くはないです。 小島 癸生川プロはスピン量が多いほうだと思うんですが、このデータを見るとそんなにスピン量は多くないです。当たっている場所としては、11㎜トウで2㎜下。多少先よりですがほぼ真ん中には当たっているので。弾道の高さは、落下の角度で見ていくわけですが、30度から42度くらいが良いと言われる中で、35.3度は「そんなに高いわけではない」という印象です。