イチロー選抜対高校野球女子選抜　女子選手が見つめる中、フリー打撃で柵越えをしたイチロー氏は笑顔を見せる（撮影・浅見桂子）

＜SATO presents　高校野球女子選抜－イチロー選抜 KOBE CHIBEN＞◇23日◇東京ドーム 【写真】女子選手が見つめる中、フリー打撃で柵越えをした松井秀喜氏 　イチロー氏（51＝マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター）と元ヤンキースの松井秀喜氏（50）が20年ぶりにチームメートになった。 　イチロー氏率いるKOBE CHIBENと高校野球女子選抜との対戦は今年で4回目。今年は3度目の参加となる元レッドソックスの松坂大輔氏に加えて、ゴジラ松井こと松井氏も名を連ねた。イチロー氏と松井氏が同じユニホームに袖を通すのは04年の大リーグのオールスターでア・リーグの一員で共闘して以来、20年ぶりだ。 　午前11時からイチロー氏が先陣を切ってウオーミングアップを開始。習志野高の吹奏楽部の大演奏が響く中、松井氏、松坂氏らも加わって円陣を組んで気合を注入した。 　シートノックではイチロー氏がノッカーを務め、松井氏がセンター、松坂氏がレフトに入った。 　大会パンフレットにはイチロー氏が全選手紹介に一言を添えている。松井氏に対しては「NPB・MLBと同じ時代に戦った同世代のライバル。あまり知られていないが、中学のころからお互いの存在を意識し、高校時代は交流試合でしのぎを削った。この試合のコンセプトに賛同してくれ、東京ドームに選手として55番が戻ってきてくれる。初めて同じユニホームを着てフィールドに立てることがとてもうれしい」とコメントしている。