宋美玄先生に更年期を聞く「尿もれのリスクを上げずに身体を鍛える方法を知りたいです」
オトナサローネ記事の取材をオンライン公開で行う「公開取材」のシリーズ4回目は、宋美玄先生にお話を伺う「更年期に私たちの体に起きる変化とその対策」です。 【画像13点】300種類とも言われる更年期症状、代表的なものは 更年期という時期の過ごし方、体に現れる変化、そしてちょっと気になる下半身まわりのことなど、読者からの生の声を宋美玄先生にズバリ質問。さらには、公開取材に参加してくれた皆様からの質問にリアルタイムで答える形で取材を進めました。 今回は「お寄せいただいたすべての質問にご回答いただく」ハードな公開取材でしたが、なんと60分で24もの質問に答えていただきました! 1時間の取材を12本の記事に起こし、丸ごとお届けする本連載。この記事は8本目です!
ジムか、山登りか。筋力アップするのにベターなのは?
質問:50歳です。筋力アップにより代謝をキープしたいと思っています。ジムなどのマシンと自然の山道のアップダウンと、どちらが効率よく大きな筋肉をつけることが可能でしょうか 宋先生:筋肉をつけるだけだったらジムでいいとおもいます。山道のアップダウンは有酸素運動や、骨を強くするのに良いですね。楽しくできるほうを続けましょう。 編集部:尿もれという観点から見るとどうなのでしょうか? 宋先生:尿もれの観点からすると、ジャンプしたり走ったり、腹圧がかかる運動がよくないので、トランポリンは最悪です。ジョギングも、するなら骨盤ベルトを絶対したほうがいいです。尿もれを防ぐ目的ならば、これらの運動は行わないほうがいいですね。 編集部:尿もれのリスクはみんな上がっていくのでしょうか? 宋先生:もちろん、みんな上がっていきます。60歳、70歳となるにつれてみんな漏れます。ただ、1年2年で急に進むのではなく、10~20年の間にダメージが出てくるので、そんなに神経質にならなくてもいいです。とはいえ、ジャンプには神経質になってほしいですね。 参加者からの質問:尿漏れ対策で、腹圧をかける運動を避けるべきとのことですが、腹筋運動はどうですか? 宋先生:「お腹を折り曲げる腹筋」は良くないです!