マンUを離れてジローナへ 悩めるオランダ人MFが魅せた“9分間”「彼のような選手が2年間プレイ出来ていなかったというのは……」
早くも1アシストを記録
まだ9分間だけだが、新天地となるスペインのジローナで大きな一歩を踏み出した者がいる。今夏にマンチェスター・ユナイテッドを離れ、ジローナへ完全移籍したオランダ人MFドニー・ファン・デ・ベークだ。 2020年にアヤックスからマンUへ移籍して4年。ファン・デ・ベークはかなり苦しい時間を過ごしてきた。マンUでは構想外の時間が続き、レンタル移籍したエヴァートン、フランクフルトでも思うような結果を残せなかった。 すっかりオランダ代表からも離れてしまったが、ファン・デ・ベークは8月30日に行われたラ・リーガ第3節のオサスナ戦に途中出場し、ジローナでの初陣を飾った。出場は9分と短いものだったが、右サイドからのクロスで1アシストを記録。チームも4-0で大勝した。 オランダ『Voetbal Primeur』によると、オランダのレジェンドであるマルコ・ファン・バステン氏もここからの復活に期待をかけている。 「あのアシストは、まさにファン・デ・ベークらしいパスだったね。彼のような選手が2年間ほとんどプレイ出来ていなかったというのは、何ともクレイジーなことだ。時には自分に合ったクラブを選ぶことも大事だね」 同氏はファン・デ・ベークの代理人のこともチクリと批判していて、当時アヤックスからマンUへの移籍は大きすぎるステップアップだったのかもしれない。アヤックス時代は中盤で見事なプレイを見せていただけに、昨季ラ・リーガで好調だったジローナでの完全復活に期待だ。
構成/ザ・ワールド編集部