「ギフテッド」の子に学校ができることは 教員が子どもたちの研究発表を見学、意見交換
強い知的好奇心を持ち「アドバンス・ラーナー」と呼ばれる子どもたちによる自由研究プログラムの見学会が14日、長野市の県立長野図書館で開かれた。「ギフテッド」とも呼ばれ、学校の授業に物足りなさを感じたり、疎外感を覚えたりする傾向がある。教員やフリースクールの関係者ら5人が研究発表を見学し、必要な支援などについて意見を交わした。 【写真】「アドバンス・ラーナー」と呼ばれる子どもたちによる研究発表 プログラムは、都内の一般社団法人エデュケーション・ビヨンドが主催し、県内では2回目。県内外の小学1~6年生の計15人が参加した。信州大(本部・松本市)などの学生が支援する「チューター」を務めた。参加者は「植物の花にどうやって水は届くか」「人間は平和な世界をつくれるのか」といったテーマで答えを探り、発表した。 意見交換では「学校現場では、勉強が分からない子を気に掛けることはあっても、分かりすぎて困る子にはなかなか気付けていない」「自身の興味を追求したい子どもたちを学校外の適切な団体につなぐ必要がある」といった声が出た。