<甲子園交流試合・2020センバツ32校>組み合わせ抽選 履正社×星稜/大阪桐蔭×東海大相模 /大阪
8月10日から始まる「2020年甲子園高校野球交流試合」(センバツ交流試合)の組み合わせ抽選会が8日、オンラインであった。履正社は第4日の第1試合(8月15日午前10時開始)で、星稜(石川)と対戦する。履正社にとって星稜は、19年センバツの初戦で敗退し、同年夏の甲子園決勝で破って初の全国優勝を果たした因縁の相手だ。大阪桐蔭は、第6日の第1試合(17日午前10時開始)で東海大相模(神奈川)と当たる。抽選会は、午後5時から日本高野連と各校をオンラインでつなぎ、主将が抽選に参加するとともに対戦相手の印象や意気込みを語った。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 ◆履正社×星稜 第4日第1試合 ◇隙のない野球を 履正社はこの日、茨木市のグラウンドで練習しており、関本勇輔主将(3年)は別室から抽選に参加した。星稜は19年夏の甲子園決勝で接戦を演じた好敵手。大会屈指の好カードに期待が集まる。 星稜との対戦が決まったことを告げられると、練習中の部員たちから一斉に歓声が上がった。関本主将は「投打のレベルが高いだけでなく、一つ一つのプレーを大事にしている印象」と相手チームを語り、「隙(すき)のない野球で圧倒したい」と力を込めた。岡田龍生監督は「ドラマチックな再戦。この1試合にすべてをかけたい」と意気込んだ。【隈元悠太】 ◆大阪桐蔭×東海大相模 第6日第1試合 ◇感謝の気持ちで 大阪桐蔭の藪井駿之裕主将(3年)は、オンラインでの抽選会に緊張した表情で参加。甲子園で春夏計4回の優勝経験を持つ東海大相模との強豪校対決となり、「打力が高いチーム」と相手校の印象を語る。新型コロナウイルスの影響で中断した全体練習は5月15日から再開し、6月中旬から対外練習試合を重ねてきた。「一人一人、高い意識を持って練習ができている」と前を向く。日本一を目指して全国各地から選手が集うが、センバツと選手権が中止になった。1試合限りの甲子園の舞台に、「感謝の気持ちを持って全力プレーで頑張りたい」と力強く誓った。【荻野公一】