【佐賀2024国スポ】好敵手に夏の雪辱 バド少年男子 福島県のふたば未来高勢躍動
バドミントン少年男子は決勝で埼玉県に2―0でストレート勝ちし、福島県に2年ぶりのタイトルをもたらした。コートに立ったふたば未来高の3選手は、連覇の懸かる8月のインターハイ決勝で敗れた埼玉栄高勢に雪辱を果たした。江見友希(3年)は「夏は悔しい思いをした。最後の大会を勝って終われて良かった」と誇らしい笑顔を見せた。 第1戦には藤吉珠李(3年)と増田遥(1年)がダブルスで出た。1ゲームずつを取って迎えた第3ゲームは一歩も譲らぬ熱戦となり、21―21のジュースまでもつれた。藤吉が相手のドロップショットに食らい付き、体勢を崩しながらの好返球で22点目を奪うと、勢いに乗って勝利した。第2戦シングルスの江見もフルゲームの末に2―1で競り勝ち、終止符を打った。 ふたば未来高の主将松川健大(3年)ら年代別代表メンバーは同時期に開かれている世界ジュニア選手権を戦っている。国スポに臨む3人は、松川らから「優勝は頼んだ」と託された。
藤吉は7日夜に松川と電話で話し、「それぞれの場所で頑張ろう」と健闘を誓い合った。少年男子の最優秀選手にも選ばれ、「全部の試合を取ってやろうという、強い気持ちを見せられた」と充実感に浸った。