慶應・中央・法政…難関大付属がひしめく神奈川!「中高一貫校」四模試志望動向で分かった人気の入試とは?【2025年共学校編3】
● 好調な「関東学院」と「関東学院六浦」 関東学院(横浜市南区)は入試回により若干異なるものの、志望者数はおおむね上昇傾向にあり、2025年は少しハードルが上がりそうだ。[1日一期A]は微減だが、24年実倍率3.24倍程度は維持しそうで、初回入試としてはなかなかに厳しい競争状況だ。[1日午後一期B]は24年受験者数517人と、最も人気がある入試回だが、実倍率2.12倍と受けやすい。志望者数は2割強の増加で、22年2.3倍も超えそうな勢いに25年はなりそうだ。 [3日一期C]も志望者数が2割半近く増えており、24年実倍率3.46倍から22年4.34倍に向けて、25年はどこまで上積みできるか。[5日二期]の実倍率は23年に11.7倍にもなったが、24年は8.64倍と少し緩和した。こちらも志望者数が2割増であり、25年には2ケタに戻すかもしれない。 関東学院六浦(横浜市金沢区)の4科または2科の教科型入試は、五つ設定されている。年々人気が高まっているが、いずれの入試回も2倍台程度で、とても受けやすい。24年実倍率と志望者数動向をもとに見ていこう。[1日A-1]は2.05倍だったが、2割半増に。[1日午後A-2]は受験者数156人と最多で、実倍率2.08倍(22年は1.53倍)だったが、志望者数は6割弱も増えている。25年には2倍台半ばを目指しそうだ・ [2日B-1]は24年に2.04倍だったが、志望者数が2倍増しており、25年には3倍台に乗せる可能性もありそうだ。[2日午後B-2]は2.17倍で2割強増、[4日C]は2.1倍で1割強増となっている。 [3日午後自己アピール型]は24年の受験者数が15人と少なかったが、実倍率2.14倍と他の入試回と同水準だった。事前に提出した活動報告書に基づく20分弱のやり取りでの合否判定となる。25年入試の[1日午後英語型]では、国数とリスニングもある英語が課される。