メガネショップZoffがiPad導入 品ぞろえに効果
【北海道・札幌】5000円・7000円・9000円(すべて税別)というスリープライスで、メガネショップ界に革命を起こしたといわれる「Zoff(ゾフ)」。その「Zoff」を運営する株式会社インターメスティック(本社・東京都港区)が、より円滑なサービスを実現するために、iPadを利用したクラウド型POS(販売時点情報管理)システム「クラウドPOS」の導入を発表しました。全国約150店舗にiPadを導入し、今年5月中にはシステムの移行が完了する予定です。 北海道では札幌市に2店舗を展開する「Zoff」。大型ショッピングモール・アリオ札幌の「Zoff アリオ札幌店」は、3月1日にリニューアルオープン、「クラウドPOS」も導入されました。
150店舗にクラウドPOSシステム
「クラウドPOS」の特徴は、レジの入力ボタンに制限がある関係で、店舗ごとに必要になる多種多様な機能が不足しているという課題を解決したこと。店舗のニーズに応じたカスタマイズが簡単に行えます。そのため、タッチメニューをあらかじめ用意することができるので、カスタマーが支払いをする際の時間の短縮につなげられます。もちろん、クレジットカードや電子マネーによる決済にも対応しています。 同店店長の南亮さんは、「お客様をお待たせする時間は格段に減りました。これまでフレームやレンズをレジに打ち込むには、ファイルをめくりながら商品のコードを読み取っていたのですが、iPadだとボタンをタッチするだけなのですぐに終わります。またレジをカウンターに設置すると、そもそも大きいため、お客様の顔を隠してしまう位置に置かなければならなかったのですが、iPadですと小型なので、会計の際も常にお客様の顔を見ながら接客できるのは、本当に大きな進歩だと思います」と話しています。また、iPadに関心がある客から「どんなアプリ使っているんですか?」と聞かれて会話が弾むなど、思わぬ効果もあるようです。